May 6, 2006

第一センテンスに魂を

ただいま論文を書いている。
ひとつは先々週、書き終えて BOSS の査読中。
もうひとつ、書いている。
理系の論文は、
Abstract
Introduction
Experimental
Result and Discussion
Conclusion
の5部で成り立っている。
いま、Introductionを書いているところ。
おススメの書籍に、こうある。
Introductionの使命は読者を本論にさそいこむ、読者が抵抗なく本論にはいっていけるように準備をととのえることにある。読者の側にその文章を読もうとする強い動機がない場合には、Introductionのでき次第で読者が読んでくれたり、くれなかったりする。だから、随筆の筆者は書出しに格別に気をくばる。『木下是雄著(中公新書)理科系の作文技術より抜粋』

きょうの Friday meeting で BOSS も上記同様のことを言った。
Introduction は重要、とくに第一センテンスに魂をこめろ!
論文を投稿すると、だいたい3人のレフリーによる審査(査読)がある。
雑誌の Contents をよく理解して、
読者が本論を読むべきか否かを敏速・的確に判断するための材料を示し、
また本論にかかる前に必要な予備知識を具体的に読者に提供する。
たとえば、
1) 本論の主題となる問題は何か、
2) その問題をなぜ ―どんな動機によって― 取り上げたか、
3) その問題がなぜ重要か、
4) 問題の背景はどんなものか、
5) どういう手段によってその問題を攻めようとするのか、

きょうは、「理科系の作文技術」を初めて読んだときを鮮明におもいださせてくれた。
今夜から月曜の朝までぶっつづけの実験がある。
パワー勝負!
空いている時間で上記を満足するようないい文章を書く、実験もこなす。

こんな決意をもって、ながい週末がこれから始まります。

Happy Golden Week!!

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